つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。


毬田ユズ先生の「俺に惚れたらたべてやる」です。


「俺に惚れたらたべてやる」著者:毬田ユズ


一人で食堂を営む店主「三嶋」と、ある日ふらっと店に来て常連になった「のら」のお話。

シリアス度 ★★☆☆
H度 ★★☆☆

ーーネタバレありますよーー

「のら」というのは、三嶋がつけたあだ名。
最初に店に来た時にぼろぼろの野良猫みたいに見えたので、勝手に心の中で「のら」と呼んでいたがしばらくしてまた「のら」が店に来た時に思わずそう呼んでしまったためそれが定着してしまう。

でものらは本名を明かすこともなく、自分のことを一切話さない。
自分のことは知られたくないけど、ごはんがおいしくて安心できる場所は求めてるところにトラウマや何か事情を抱えてるんだなと。

のらは養護施設で育ったこと、里親に対してゲイであることを申し訳ないと思ったこと、一緒に養護施設で育ってきた男女の友達から結婚すると告げられて家族のような気持ちでいたのに疎外感を感じてしまったこと。

なにもかもに疲れてしまった時に、三嶋の定食屋が目の前にあり煮物の文字を見てなんでもいいから満たされたいと店に入ったのが、ふたりの出会い。

自分を満たしてくれて居場所ができて、同じゲイだとわかり、ずっとひとりぼっちだと思っていたのらが、いろいろ気にかけてくれる三嶋を好きになるのは自然の流れ。

でも三嶋はかつてセフレ三股から修羅場になったりと、今は一人で店を切り盛りしてちゃんとしてるように見えて時々昔の悪い癖が出る。

三嶋の誠実じゃない部分も知ってセフレになってもそれ以上三嶋に踏み込み過ぎないように自制するのらと、のらに今まで持ったことのない感情を持ち始めているのに、のらが自分のことを好きなことに気付いて距離を置き始める三嶋。
ふたりとも逆方向に進んでるよ。

でもある事件がきっかけになり、お互い素直に気持ちを伝えることができました。
よかった。

のらと三嶋がお互いにちゃんと向き合うまでが丁寧に描かれているので、ちゃんと付き合い始めるところでハッピーエンドなのですが、三嶋はいろいろやらしいわ、ノラはいろいろかわいいわで、この二人の後日談がもっと見たいなーと思わずにはいられません。

電子書籍は電子限定1ページまんががついてます。
のらの職業は警備員。制服いいよね。