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BLマンガ読書日記ときどき脱線

日々の癒しにたしなんでいるBLコミックの感想や紹介をしていきます。たまにハーレクインとか、脱線する時も。

BL「あ」行

19 7月

「トワイライト・アンダーグラウンド」秋平しろ

秋平しろ先生の新作「トワイライト・アンダーグラウンド」と「トワイライト・アンダーグラウンド+」は、2冊同時刊行みたいですね。

表紙は日常の一コマが散りばめられていて、ポップなテイストでかわいい。

2冊とも電子書籍で買っちゃったけど、紙の本で1シーン1シーンをじっくり細かく見たかったなと後から思いました。


「トワイライト・アンダーグラウンド」著者:秋平しろ




「トワイライト・アンダーグラウンド+」著者:秋平しろ

表紙ではとても仲良さそうな、ライブハウスの店長北山と、大学生バイトの古川。

でも最初は古川は北山に嫌われてるんじゃないかというぐらい愛想悪くされてて、周りも仲悪いのを認めるくらい。

でも、偶然北山がゲイということを知ってしまって、自分に冷たいのは好意の裏返しなんじゃないかと思った古川が北山に懐き始め、北山も態度を軟化してくるからもっともっと知りたいと古川が北山の懐に入り込もうとしすぎちゃうんですよね。

北山からしたらゲイってことを知られているわけだから、からかわれているのかもしれないと疑ってもしょうがない。

古川は人当たりが良く見た目も好かれる雰囲気で、人から嫌われるってことがなかったから北山のことが気になってしまったわけだけど、何の悪意もなくノンケにぐいぐい来られたら、そりゃ警戒するわっていう。

でも北山はそういう古川の明るく翳りのないところを好きになってしまったのかな。

北山を傷つけ嫌われてしまったと落ち込む古川と、どんどん様子がおかしくなっていく古川にどうしたらいいのか悩む北山。

北山の元カレの出現で古川が本当の気持ちに気付くきっかけになったけど、お互いに好きってことがわかってめでたしめでたしじゃないんですよね。

北山がめっちゃ慎重で臆病で、周りを頼ったり相談したりが苦手で、なんでも一人で抱え込んじゃうから、古川に対しても踏み込めずにネガティブな思考に陥ってしまってる。

幸せラブラブかと思いきや、なかなか一線を踏み込んでこない北山に不安を感じ始める古川のすれ違いが、お互いの家庭環境の違いなども浮き彫りになって、別れ話に・・・。

でも恋愛はひとりでするんじゃなく、ふたりでするんだから、一方が一方の気持ちや未来を決めつけちゃだめですよね。

ふたりの未来はまだまだこれから。

いつかまたふたりの未来の様子が1シーンでも見れたらいいな。








8 7月

「飴とキス」秋平しろ

7/16までやっている秋平しろ先生の新刊配信記念でフェアになっていた「飴とキス」です。

この先生は読んだことがなかったのですが、カラフルでかわいい表紙が気になってたんですよね。


「飴とキス」著者:秋平しろ

子供のころから貧弱で顔のことでもからかわれていた前田くん。せめてお洒落でもしようと頑張った末にショップ店員として働くことに。

そこで出会ったファッションビルの本部の楊井さん。

前田くんが楊井さんに憧れて、楊井さんの姿を探したり妄想したりが恋する男の子でかわいいのです。

楊井さんは何かと前田くんを気に掛けていて、それは前田くんが好きだから。

前田くんはいろいろ態度にダダ漏れで、顔真っ赤にしたりワタワタしたり、そんな態度を楊井さんが汲み取ってくれて付き合うことになるんですよね。

前田くんにとってはファーストキスだし、初めてのお付き合いだし、いろんなことが不安だったりするけど、楊井さんがうまくリードしてくれてる。

でも、楊井さんも男の子と付き合うのが初めてでなかなか深い関係までいけないところを4か月の単身赴任になっちゃって、前田くんの不安がどんどん一人歩きしていっちゃうんです。

楊井さんの「俺のこと見てた?前田くんは前田くんしか見えてないよ」「よく見ろよ!好きな人に信じてもらえない男のどこがかっこいいんだよ!」というセリフがとてもよかったです。

前田くんは楊井さんが好きだけど、それよりも自分の自信のなさが勝って自分だけじゃなく楊井さんが自分を好きっていってくれる言葉を信じられてなかったんですね。

ふたりが本音で話をして初めて結ばれる。そして朝、楊井さんから前田くんの指に・・・のシーンが一番好き。

楊井さんが男前で、前田くんがかわいくて。
6 7月

「糸永くんの恋の糸」奥田枠

電子書籍サイトBookLive!のBL上半期ランキング29位の「糸永くんの恋の糸」です。

ランキング上位作のフェアをやっていて、気になったので買ってみました。

なんか表紙のかわいさに惹かれたんですよね。

地味で目立たない男の子が一生懸命恋をする・・・みたいなイメージ。



糸永くんの恋の糸【電子限定おまけ付き】著者:奥田枠

で、糸永くんがとにかくかわいい。

そして、いい子。

中学の時に糸永くんをいじめた真田と、いじめから逃れるために転校した糸永くん。

大学で偶然にも再会したふたり。

糸永くんは真田が自分をいじめたことを忘れたのなら、なかったことにして友達になれるかもしれないと期待を寄せ、

真田は再会した時に逃げ出した糸永くんに、いじめたことをなかったことにはできないから優しく接して二度と嫌われないようにと努力する。

お互い過去に蓋をしたまま真田が糸永くんに告白して付き合い始めてしまったから、ちょっとのことで不安になってしまうんですよね。

謝罪のつもりで付き合ってくれてるんじゃないかと糸永くんは思ってしまうし、怖くて断れなかっただけじゃないかと真田は思ってしまうし。

ふたりともがそれを口にしてしまったら、今の関係が壊れてしまうんじゃないかと怖がっている。

そして目隠しエッチ。

初めてのことに怖がって目隠しをしてもらった糸永くんだけど、お互い目を合わせずにしてしまったことで、余計に目の中に見たくない感情を見てしまったら・・・という恐れを抱いてしまって、それがますます不安を冗長していくんですよね。

つながった恋の糸が絡んで絡んで、でも切れることはなかった。

ふたりで、それを少しずつほぐしていく。

ふたりがそれぞれ苦しんでいるところは読んでいて辛かったけど、ふたりの一生懸命な健気さがとてもかわいくて良かったですよ。
14 6月

「放課後のYくん」重い実


重い実さんは、もともとピクシブに投稿されているのを読んでハマって、
作家買いしている作家さんのひとりです。

今回は新刊の「放課後のYくん」です。



「放課後のYくん【特典ペーパー付】」著者:重い実

 
表紙やタイトルがちょっとアレっぽいですが、エッチなことしてるシーンも多いですが、それに反してなのか相まってなのか、相手のことを強く思う気持ちや真剣さがしっかり描かれているところに惹かれます。

表紙の子は横井くんで、相手が吉岡くん。ふたりともがYくんです。

理系男子校の同級生である二人は、しょっちゅう吉岡の家で放課後に勉強していて、ある日勉強のし過ぎから「唇の柔らかさは男女で変わらない」という理系的発想から、なぜかキスしてしまうんですよね。

そこからどんどんエスカレートしていくんだけど、吉岡は自分達も横井に教えてもらいたいと言う同級生を牽制したり、横井も吉岡の行動に意味を探したり、勉強のし過ぎなんだと言い訳しながらも深みにはまっていくのを留められない。でもお互いに気付いていないから、変に理由づけしたり、はぐらかしたり必死!

そこの感情表現の描き方がすごく好きです。

駆け引きとか、打算とか、考えたこともない、そんな余裕もない、真っ直ぐに想いを伝える若さ。

その若さで突き進みながら、いずれ大人になって自分しか知らない魅力を周りが気付いたら・・・と不安にもなる不安定な時期だからこその(こいつの魅力にずっと誰も気づかないでいろ!)と強く思ってしまう若さ。

そんな高校生の必死な恋愛が描かれた作品です。

おまけページは、吉岡について的な1Pまんがでした。必死すぎる吉岡!理解ある同級生たち?でよかったね。






7 6月

「及ばぬ恋は馬鹿がする」鮎川ハル

今日ご紹介するのは、地味メンとイケメンの同級生再会ものです。




「及ばぬ恋は馬鹿がする」著者:鮎川ハル



ちょっと切なく、はらはらしつつ、最後にくすっと笑えるようなお話です。

高校時代に地味グループだった潤と、リア充グループだった洋平の共通点は、趣味の音楽鑑賞。
それがきっかけで仲良くなりお互いの家で遊ぶようになるが、それがエスカレートして洋平の提案で秘密の遊び「触り合い」を始めてしまうんですね。

その後疎遠になり社会人になり、潤が洋平の部屋の隣に偶然引っ越して再会。

潤にとっては秘密の遊びはきっかけに過ぎず、洋平は初恋の人。
洋平に彼女がいると知り、秘密の遊びは黒歴史だったのかなと思いつつ、また好きになるのをとめられない。

洋平にとって潤は目を背けたい過去。

潤が自分はゲイで洋平のことが好きだと告白し振られて、落ち込むところは切なかったりするけど、ふたりの会話やモノローグのテンポが良くて、切なく成り過ぎないところが良さかな。

友達として交流するなかで、気持ちの揺らぎがあったり。

それでも考えて、感じて、答えを出してくふたり。

お互い好きだとわかったからって、今まで自分の気持ちを認められなかった洋平がすんなり受け入れられるわけもなく、もうひと壁あるのですが、ほんとの気持ちはゆっくり考えて出るものではなく、切羽詰まった時にあふれ出るものなんだね。

ストーリーも楽しかったですが、潤のネコみたいなくりっとした目がかわいくて好きでした。

あと、ちょいちょい潤がストレートに言い過ぎてるときの二人の会話のやりとりが面白い。

潤のノリに真面目な洋平は救われるのでしょうね。




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