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BLマンガ読書日記ときどき脱線

日々の癒しにたしなんでいるBLコミックの感想や紹介をしていきます。たまにハーレクインとか、脱線する時も。

BL「た」行

26 4月

「スウィート・ペイン」椿

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

仕事がめちゃくちゃ繁忙期のため、しばらく更新が滞っております。。。
でも割引クーポンやキャンペーンで、結構買ってはいます。
なかなかじっくり読めずにいたけど、少し落ち着いてきたのでぼちぼち更新していきます。


こちらは、私のベージュゴールドっぽい色が好きセンサーと花好きセンサーが反応したため、新刊一覧からなんとなく気になって購入したもの。

電子書籍は最初の十数ページを立ち読みできるので、雰囲気もつかんだ上で購入できるのは電子書籍のいいところですね。





「スウィート・ペイン【電子限定特典マンガ付き】」著者:椿


あらすじには貧乏大家族の次男が学校の先輩と・・・とあったけど、最初に出てきたのはエリートリーマンと同期のライバルの社会人同士の話。
あれ?と思ったら、エリートリーマンと次男が兄弟で、最初に長男の話「スウィート・リベンジ!」、次に長編で次男の話「スウィート・ペイン」が収録されています。

7人兄弟で父親は借金を残して逃げ母親は病気で死別という事情の中、ひとり社会人として家庭を支える長男の河野隆臣と、働いている兄を少しでも支えようと頑張る次男の和臣。

毎月成績トップのエリート営業マンの隆臣と、ゲイでほぼ最下位成績の同僚の楠原。
隆臣はイケメンで仕事もできてタワマンセレブ暮らしを夢見る女子社員のターゲットで、何かにつけて叶わないと思っている楠原は隆臣に対して卑屈な感情を抱いている。
でも実際は弟妹を育てるために一生懸命働いているだけで、家ではエプロンつけておさんどんしてる姿がギャップ萌え。
隆臣は隆臣で仕事は生活のためで楽しめていないと思っていて、楠原を羨ましいと思っている。
そんな二人がお互いの素を見せ合って心を開いていくお話です。

もう一方の次男和臣の方は、家計や家事を任されているので高校1年に進学したけど部活もせず、帰りはスーパーで買い物をして帰るような生活。
もっと兄や弟妹を支えられるようになりたいと思っている、健気でいい子。
心配かけちゃいけないとか、そんなことを考えすぎてあまり表情のない子になっちゃたのかな。
そんな和臣にも気に掛けてくれる先輩ができて、その先輩牧瀬と関わっていくうちに感情豊かになっていくんですよね。

隆臣にしても和臣にしても、責任感が強すぎてがちがちになっていたところを解きほぐしてくれる相手が現れて心が豊かになっていく成長?ストーリーでもありますね。

でも、全般を通して一番好きなのは河野家での家族全員でのわちゃわちゃです。
楠原や牧瀬を笑顔で受け入れて仲良しになる弟妹たちは、全員がしっかり個性がありイキイキと描かれているのが楽しい。
メインの話も大切ですが、横でわちゃわちゃしてる弟妹たちを見てるのが楽しかったりもして。

切ない痛みを感じつつ、楽しく生活している河野家に元気をもらうような話でした。

長男カップルと次男カップルの描き下ろしマンガも収録され、
電子限定特典は次男カップルの1Pマンガ。

さらに河野家の家族構成や、楠原や牧瀬も含め性格やエピソードなど。
それぞれが成長してどんな大人になっていくのか、その時に楠原や牧瀬とはどんな関係を築いていっているのか、またどこかでこの兄弟たちに会いたいなと思えた作品でした。









5 4月

「弦巻先生の作家生活」 tacocasi

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内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

初読み作家さんなのですが、
表紙で気になり、電子で立ち読みしたところ続きが気になったので購入してみました。




電子書籍版「弦巻先生の作家生活」著者:tacocasi



シリアス度 ★★☆☆
H度 ★☆☆☆

家族や息子のように良くしてもらった仕事先の社長など身近な人を次々亡くし人との縁が薄い「槇さん」と、鬼でありながら小説家を目指しデビューが決まった「イチイ様」、イチイ様のお付きの「煤竹さん」の織り成すハートフル?な日常ストーリーって感じです。

イチイ様は人間に化けている時は黒髪メガネの大学生くらいの男の子で、鬼の姿は銀髪の美人系。
煤竹さんは人間界では姿を保っていられないため動物の姿をしているのですが、槇さんが最初に「フェレット?」と言っているので、フェレットなのか、それともイタチなのか、テンなのか。

イチイ様が小説家として活動するために槇さんを影武者に立てるべく隷属するのですが、表立って人間界で生活をするのが初めてなので煤竹さんや槇さんがいろいろお世話しているのがほほえましい。

話の合間に「煤竹の御傍付生活」のコーナーがあるのですが、槇さん作の煤竹さん便利アイテムシリーズが可愛い。

話の内容としては、イチイ様が人を疑うことを知らないためピンチにあったり、イチイ様の過去や槇さんの人との縁が薄い理由から起こる事件など、後半は割とシリアスです。

が、とにかく3人の日常の生活の様子や会話が好き。
人の縁と薄かった槇さんとしっかり絆の結ばれたイチイ様。
ラストは切なくもあるけど、温かい気持ちになれます。

そして煤竹さんの可愛らしさは際限ないです。

今回は電子書籍で購入しましたが、カバー下の描き下ろしは紙書籍のみとあり、この3人(2人と1匹)をもっと見られるなら紙書籍も買っちゃおうかなーと思案中。

表紙見てるだけでもほのぼのするので、BL関連は全部隠してあるけどこれはデスクに置いて癒しにしたい。



紙書籍版「弦巻先生の作家生活」









30 3月

「テンカウント6」の電子配信と完結記念キャンペーン

最新刊で最終巻の「テンカウント6」ですが、今日から電子配信も始まり、同時に完結記念で1巻無料試読と既刊の割引キャンペーンが始まってます。

私はこれに関しては1巻から紙本で買っていたので最後まで紙本で揃えましたが、
今回話題になったことで読んでみたいと思っている人には電子書籍がおすすめです。






BookLiveにはクーポンガチャというお楽しみがあり、全作品クーポンが出たら新刊でも割引で買えるので、いつも欲しい作品をチェックしておいて、いいクーポンが出た時に買ってます。

クーポンによって利用冊数が違いますが、だいたいが何冊でも可とか20冊までとかなので、まとめ買いしたい時はさらにお値打ちに買えるのでおすすめです。




さらに、BookLiveが初めてという人は無料会員登録で50%OFFクーポンが貰えるのでぜひ使ってみては。

たぶん、このクーポンは1冊限りだと思うのですが、完結記念キャンペーンは4/12までなので期間中にうまくクーポンと組み合わせればそこそこお値打ちになります。




テンカウント全6巻、気になっている人はぜひー。


27 3月

「テンカウント最終巻」宝井理人

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内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

テンカウントの最終巻を読み終わりました。



「テンカウント6」著者:宝井理人



最終巻発売に合わせてアニメ化の発表もあり、テンカウントがtwitterのトレンド入りするなどかなりの賑わいを見せていますね。

グッズ販売やゲームもあり、BLの中でもかなり大きなコンテンツに育った作品ですよね。
またこの作品は潔癖症や臨床心理など医療というか専門的な内容を扱っているため、1,2巻のころはそれについての賛否など意見が交わされていたのをうっすらと覚えています。

人気作だとたくさんの人の感想や意見を見る機会も多くて、そういう捉え方もあるのかと思ったり自分が気付かなかった展開上の意味を知れたり、という楽しみ方もできました。

掲載誌で最終話の文字を見た時はどうやって話を収束させるんだろうと思いましたが、宝井先生らしい余韻を残す終わり方だったなと感じました。

きっちり終わらせない、その先を読者のイマジネーションに委ねるようなラストでした。

まだまだ今後のアニメ化やメディアミックスで盛り上がっていく中で、ショートストーリーやワンカットで二人のその後に出会える機会に恵まれるかもしれませんが、私たち読者が垣間見てきた二人のストーリーはここで一旦二人だけのものへと扉を閉めたのでしょう。

描き下ろしで少しその後の城谷さんと黒瀬くんに会えますが、ラストページの城谷さんの黒瀬くんへのセリフで胸をぎゅーと締め付けられました。
ふたりが出会うことで開けた未来が、ふたりにとって明るく幸せなものになりますように。

そんな気持ちでラストシーンを読み終わりました。




14 3月

「home」つゆきゆるこ

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内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

初めて読む作家さんなのですが、
いつものごとく電子書籍サイトで表紙が気になって、試し読みで気になって購入というパターンです。



「home」つゆきゆるこ

ちなみに今回は良いクーポンがゲットできたので、気になった4冊まとめて購入。
その第1冊目です。

表題作と短編2編が収録されています。

シリアス度 ★★☆☆
H度 ★★☆☆

この作家さんの特徴なのか、この作品にそういうテイストのものをまとめたのか、捻くれていてどこか歪んだ、それでいて優しい愛がちゃんと存在する、そんな話が揃っています。

表題作の「home」は、一軒家で一人暮らしをしている小説家の辰巳と澄晴という少年が出会うところから。
最初は澄晴を煩わしく思っていた辰巳がそばにいることに慣れたころに、澄晴が親の転勤で海外に引っ越しすることになる。

「目の届くところにいてほしい」
「絶対に帰ってくるから、この家で待ってて」

辰巳と澄晴の約束は10年の時を経て動き始めるんですけど、辰巳は澄晴に向けて書いた孤独な男が子供に恋をして悲恋に終わる小説を送るんですよね。
自分の気持ちを伝えるのと同時に、きっとこれを読んだら澄晴は帰ってこないだろうと思って。

10年も待ったのに、いざとなると向き合うのが怖くなったんですね。

・・・もう澄晴がこの家に来ることはないだろう。・・・それでいいいんだ。
とひとりつぶやいた辰巳さんが哀しい。

でも、それを読んでなお、読んだからこそ時が来たら一目散に辰巳のいる家に帰ってきた澄晴。

まだ何も言ってないのに勝手に終わらせるな!と。
子供の頃のまま泣きながらまっすぐにぶつかってくる澄晴。
お互いに気持ちが通じていたことがわかって、ハッピーエンド。

かと思いきや、10年会ってなかったのだから辰巳が大きくなった澄晴にとまどうのは当たり前。
澄晴から見る辰巳は多少老けた?くらいで、昔のままかもしれないけど。

澄晴が食事をあーんして食べさせようとすると、
「介護は必要ない」っていう辰巳と「もっと甘い発想してよ」という澄晴のやりとりが微笑ましい。

成長した澄晴に未来を歪めてしまったのではと不安になる辰巳と、成長した自分より子供だった自分の方がよかったのだろうかと不安になる澄晴。

でも、今はそばにいるから、ちゃんとふたり想いを伝えあえて・・・
まあ澄晴も若いから暴走はするよね。それを優しく受け入れる辰巳。

ちゃんと恋人同士になったふたりに、次に訪れるのは嫉妬。
お互いの他の人に見せる知らない顔に、知らない過去に。
みっともないとこをお互い見せ合って、でもそれがふたりでいるということ。

これからは辰巳の家じゃなく、ふたりの家で一緒に暮らしていくんですね。
このふたりの何気ない日常をまだまだ見ていたい気持ちを残し、物語はジエンドです。

さて、この後に収録の2編。
「せまいせかいに」は「下衆BL」に、
「ENDRESS WELCOME BACK」は「屑」アンソロジーに収録された作品とのことで、
どちらも歪んだ愛なのですが、嫌いじゃないです。
ふたりだけの、ふたりだけにしかわからない世界。
切ないけれど、確かな愛があるならそれでいい。みたいな。

最後に「home」の描き下ろし「feel at home」は執筆で忙しい辰巳にいつだって構って欲しい澄晴。
でもそれは澄晴だけじゃなくて辰巳も一緒だとというお話。

ふたりの家の縁側でぽかぽか日向ぼっこしているような、温かな幸せをいただきました。







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