今日ご紹介するのは、地味メンとイケメンの同級生再会ものです。




「及ばぬ恋は馬鹿がする」著者:鮎川ハル



ちょっと切なく、はらはらしつつ、最後にくすっと笑えるようなお話です。

高校時代に地味グループだった潤と、リア充グループだった洋平の共通点は、趣味の音楽鑑賞。
それがきっかけで仲良くなりお互いの家で遊ぶようになるが、それがエスカレートして洋平の提案で秘密の遊び「触り合い」を始めてしまうんですね。

その後疎遠になり社会人になり、潤が洋平の部屋の隣に偶然引っ越して再会。

潤にとっては秘密の遊びはきっかけに過ぎず、洋平は初恋の人。
洋平に彼女がいると知り、秘密の遊びは黒歴史だったのかなと思いつつ、また好きになるのをとめられない。

洋平にとって潤は目を背けたい過去。

潤が自分はゲイで洋平のことが好きだと告白し振られて、落ち込むところは切なかったりするけど、ふたりの会話やモノローグのテンポが良くて、切なく成り過ぎないところが良さかな。

友達として交流するなかで、気持ちの揺らぎがあったり。

それでも考えて、感じて、答えを出してくふたり。

お互い好きだとわかったからって、今まで自分の気持ちを認められなかった洋平がすんなり受け入れられるわけもなく、もうひと壁あるのですが、ほんとの気持ちはゆっくり考えて出るものではなく、切羽詰まった時にあふれ出るものなんだね。

ストーリーも楽しかったですが、潤のネコみたいなくりっとした目がかわいくて好きでした。

あと、ちょいちょい潤がストレートに言い過ぎてるときの二人の会話のやりとりが面白い。

潤のノリに真面目な洋平は救われるのでしょうね。