先日、6月購入予定の記事を書いていた時に、こちらもちょっと話に触れました。

雪居ゆき先生の「俺の人魚姫」です。原作はARUKU先生。






切ない系のロマンティックストーリーなんですが、なんでかハマるんですよね。

城之内悠馬は、文具メーカー創業一家の次男でイケメン、横柄、遊び好き、何の苦労もなく常務役員に収まって苦労知らずの金持ちのボンボン。

杜松道雄は、身内もおらず、あばら家のような古い家で一人暮らし、悠馬の会社の工場でライン業務についているが、吃音で人としゃべることが苦手でおとなしく、いつもひとりぼっち。

ほんとに対照的なふたりだし、おとぎ話の王子様と貧乏な町娘そのもの。

悠馬の家と道雄の家は隣接していて、子供のころにいじめられてた道雄は一度悠馬に助けられて優しくしてもらってから、ずっと悠馬のことが好きなんですよね。

でも、何もかもが違い過ぎるし、すれ違っても話しかけられない道雄がけなげすぎる。

悠馬の会社で労働者のストが起きて、そのいざこざで悠馬がケガをし失明の危機にさらされてしまうんですが、この事件が悠馬と道雄を引き合わせるきっかけになるんだけど、ここから出てくる沙織がゲスいのなんのって。

表向きは、悠馬のことが昔から好きで、ケガをしたと聞き献身的に世話をしてくれるんですけどね。

自分にアプローチしてくる男に気のあるそぶりをして言うことを聞かせたりとか、清楚で可憐なお嬢様のふりをしているけど、遊びまくってるとか。

ここでも、沙織と道雄の対照的な面がクローズアップされてます。

入院中の悠馬のもとを訪れて優しく寄り添ったり、自暴自棄になって病院を抜け出した悠馬を支えたり、本当の意味で悠馬の心の支えになっていっているのに。

悠馬も道雄が心の支えになっていることは心の底でわかっているのに、男同士だからどうにもならないと、沙織からも外堀を埋められ婚約までいっちゃうし。

そこで悠馬の友人の柏原が道雄の存在に気付いてアプローチかけちゃうんですよね。

柏原は悠馬とどれくらいの仲なんでしょう。

道雄が自分を受け入れてくれるなら、悠馬とはもう会わなくてもいいとか、軽薄がモットーなのに道雄に本気になってしまうところが、道雄の純粋さとかけなげさとかを引き立たせてます。

これはネタバレですが、

ここまですれ違った悠馬と道雄のラストはハッピーエンドです。

沙織のやり過ぎが結果すべて露呈したことになりますが、悠馬もぎりぎりのところで気付けてよかったですよ。

沙織と結婚していたら、その先後悔しか待ってないですから。

ラストはふたりの気持ちが通じたというだけで、まだまだ乗り越える壁はたくさんありそうですが、道雄の幸せな笑顔が見られただけで満足です。

そんな「俺の人魚姫」ですが、
電子書籍だと【電子限定描き下ろし】が付いてました。
こちらは紙本で買っているので、描き下ろしがなんなのかめちゃめちゃ気になります!




俺の人魚姫【電子限定かきおろし付】 作者名 :雪居ゆき / ARUKU

ほんの一コマでもふたりのその先が垣間見れるなら読みたい!と思っちゃったので、その内クーポン使って買っていると思います。

道雄の幸せな顔がまた見れたら嬉しいな。と思うくらい、この1冊はお気に入りなんですよ。