つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。


ここのつヒロ先生は2冊目のコミックスがとうとう発売されましたね。
早く読みたい気持ちもあるのですが、電子配信はまだ先のようで・・・



「この犬はまだ甘い毒を知らない」著者:ここのつヒロ

↑この画像を見て最新刊の情報?と思った方にはごめんなさい。


というわけで、
今日はここのつヒロ先生の初コミックス「なびかないにもほどがある」です。

これは電子書籍の新刊情報で表紙を見て、初めての作家さんだけど気になる・・・と思って試し読みをしたところ、めっちゃ先が気になる!となって即買いした作品です。


「なびかないにもほどがある」著者:ここのつヒロ

表紙の蒲原(かんばら)が同級生の沓間(くつま)にあれこれするのですが、自分になびかないにもほどがあるぜってな感じのストーリーです。

後半には別のお話が同時収録されていて、こちらは義理の兄弟の恋で両方とも高校生のお話です。

シリアス度 ★☆☆☆
H度 ★★☆☆


ーーネタバレにはお気を付け下さいねーー



沓間は地学部で顧問の先生のことが好き。一方、蒲原はバイトと遊びのし過ぎで留年危機になったところ、担任が顧問をしている地学部で更生させられることになります。

沓間がひとりで部室で先生を思いながらイタしているところを見かけた蒲原は、それをネタに沓間と何度もHをし沓間もそれに応じるけど蒲原のことを見ようともしない。

沓間が見るのがどうして自分じゃないんだ、と思っていたけれど、沓間は沓間でちゃんと蒲原のことを知り始めていたんですね。

次は俺に恋をして、と晴れて付き合うことになったふたり。

でも真面目な沓間と今まで素行が悪かった蒲原が一緒にいることで疑われたりと波乱も。
蒲原は沓間と一緒にいたいから真面目な身なりに自分を変え、いい加減な気持ちじゃないと沓間に告げる。

最初はなしくずしに始まった二人も、お互いをちゃんと大切に想うように気持ちが育ってきている過程がゆっくり描かれています。

蒲原が昔のおイタを後悔したり醜態をさらしたりとありながらも、沓間も少しずつ蒲原に新しい表情を見せながらふたりの結びつきがより深くなっていきます。

沓間のクールビューティーが崩れる表情とか、蒲原のイケメンぶりとか、メリハリもあってとても面白くてラストもほっこり。

地学部が舞台なので、石の話とか採掘のシーンとかもしっかり書かれてて読み応えありました。


そして、もう1作。
「この花は神様にだってあげない」

この花とは、コウちゃんにとっての一太。
両親が亡くなったことで血のつながりのない遠縁に引き取られ、同学年で義理の兄弟になったふたり。

あきらめていた野球を一太が背中を押してくれたことで、また始められることになったコウちゃんにとって一太は何ものにも代えがたく誰にも渡したくない大切な人。

でも一太が純真で何もわかってないことをいいことに手を出してしまうんですね。

コウちゃんは自分のことをクズだと思っている。
一太が自分を大切にしてくれるのは同情と恋を錯覚しただけだと。
それをいいことに一太を独占したいと思ってたのに・・・一太もコウちゃんにちゃんと恋をしていたってわかってよかったね。

と思いきや、コウちゃんはいろいろ考えすぎてしまうんですよね。
そういう意味では一太のほうが男前かもしれません。

かわいい一太と野球部のヒーローであるコウちゃん。もだもだしながらも優しい恋をしているふたりがかわいくてしかたありません。

あとは、コウちゃんのチームメートとのシマとのやりとりもいい。

そして一太はコウちゃんのために「勝負運を貯める」!?
社会貢献で積んだ徳でポイントゲットしてコウちゃん専用の勝負運口座に貯めたいらしいです。

なんだかんだでコウちゃんと一太の間には誰も入る隙間はありません。
ちょっとシリアスでジーンときながら、笑いもあるかわいらしいお話でした。