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BLマンガ読書日記ときどき脱線

日々の癒しにたしなんでいるBLコミックの感想や紹介をしていきます。たまにハーレクインとか、脱線する時も。

2018年02月

20 2月

「雛鳥は汐風にまどろむ」南月ゆう

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

南月ゆう先生の最新刊「雛鳥は汐風にまどろむ」です。





表紙だけ見てイメージすると、歳の離れた兄弟とお兄ちゃんの彼のように見えるのですが、内容はそこそこヘビーです。
現在進行形の話はそれほどではないのですが、それぞれの抱える過去が・・・ね。

登場人物は、事故で両親と姉を亡くした勇一(真ん中の人物)と姉の息子で甥の歩。引っ越し先で出会った陵の3人です。

<あらすじ>
事故で両親と姉を亡くしたため、甥の歩を引き取って育てることになった勇一は、海辺のある町へ引っ越し新たな生活をスタート。近所の惣菜屋に立ち寄った二人は、そこで陵に出会う。人当たりのいい陵とすっかり常連になった勇一と歩。ある日、勇一は歩を育てていくことへの責任感から歩を叱り、歩が家を飛び出してしまう。落ち込む勇一に「ちゃんと向き合え」と背中を押してくれる陵だが、目の前で勇一と歩の絆が深まるところを見て、陵の中にある感情が湧き上がってきて・・・


シリアス度 ★★★☆
H度 ★★☆☆

一番の見どころは歩くんでしょうか。
南月先生の描く子供は、ほんとうにかわいい。
私は特に目の描写が好きです。
子供時代の陵もかわいいけど切なすぎる。


---ここからネタバレが含まれます---



冒頭、陵が海辺を歩きながらあるものを「みつけた」と、日にかざします。
これが始まりで、すべてがこれに帰結していくストーリーです。

これはシーグラスというもので、本編中では、
もとは割れたガラスだけど何年も海の波にもまれて少しずつ角が削れて丸くなるんです。
どこから来てどれくらいの年月を経てここに流れ着いたのか・・・
そんな風に想いを馳せる愛好家も結構いてね、海の宝石なんていう人もいる

と陵が説明して、そこで見つけた上質のシーグラスを勇一にプレゼントします。

歩は勇一に内緒で一人海辺でシーグラスを拾い続ける。
そこで陵と二人で過ごす時間が増え、陵は自分の境遇と歩を重ね合わせる。

陵にとってはシーグラスは母親との宝探しのきれいな思い出。
母親の病気による別れや親族から虐げられて育てられたこと、それから誰にも愛されず誰も愛さず殺伐と生きてきたのが、勇一と歩に出会ったことで揺らぎ始める。

陵と歩の違いは、陵には愛情を注いでくれる家族がいなかったけど歩には勇一がいること。
歩が内緒でシーグラスを集めていたのは勇一のため。

勇一は歩を育てていくことに責任感やら不安やらいろいろ抱えて、お互いに相手に嫌われたくないと腫れ物に触るみたいに接していた。
でも陵のおかげでお互いの大切さや相手の気持ちに気付くことができた。

純粋な愛情でお互いを思いあう二人を見て、陵は「自分も勇一に育てられていたなら」「勇一が欲しい」と思い始めていく。

過去の陵は、人の幸せを欲し、奪っては興味をなくしを繰り返してきた。
でも勇一が欲しいと思っても歩が悲しむのは見たくないと思いとどまったのは、陵も勇一と歩のおかげで変わることができたんですね。

愛情は分け与えて減っていくのではなく、愛することで何倍にも増えるもの。
勇一は歩も陵もふたりとも愛してくれるよ、ということに陵が気付くことが出来て救われたのでしょう。

描き下ろし番外編「after story」
歩が友達の家にお泊りの日の勇一と陵の様子。普段は人当たりのいい大人な陵がふたりになると子供っぽくなったり嫉妬深くなったり・・・

電子書籍には電子限定描き下ろしSSが付いてます。
3年後のお話です。陵の仕込みを手伝う歩が成長してます。勇一が歩の作る玉子焼きを世界で1,2位を争う美味さだなと言ってくれると歩が自慢するのに対抗する陵みたいな?

カバー下はあとがき+イラストと、1Pまんがのタイトルが「雛鳥のララバイ」3人で川の字で寝るとこうなるという話。






19 2月

「ワーカホリックベイビー」千葉リョウコ

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

千葉リョウコ先生の最新刊「ワーカホリックベイビー」です。
電子で先行配信されていて、紙書籍は2/27発売です。





こちらはシリーズの4冊目にあたります。
出版社の編集部に務める人たちがメインですが、今回は編集部に中途で入社してきた聡(さとい)と、営業部のエース樋口のお話です。

過去3作はこちら↓











<あらすじ>
漫画の編集者になる夢を叶えるために中途で入社してきた国中聡。一方、この出版社の営業部のエースである樋口は、大学時代の後輩でその当時付き合っていた聡を見つけよりを戻そうとする。樋口の昔と変わらない強引さに関係を持ってしまうが、聡は樋口のことが嫌いだと拒絶する。過去の自分のバカさ加減を振り返り許してもらえるチャンスが欲しいという樋口と、過去を引きずって変われない聡の行方は・・・

シリアス度 ★★★☆☆
H度 ★★★☆☆

電子書籍は【電子限定おまけ付き】のため、今回は電子書籍で購入しました。
BookLiveは今OPEN7周年記念で、BLにも使える全作品クーポンが出やすかったり、日替わりの出版社限定クーポンや、既刊の割引などをやっています。(2/22まで)




<ストーリーと感想>
(注)ここからネタバレがあります。


シリーズ3作の表紙が明るい雰囲気なのに対し、今回は攻撃的なイメージ。
そのイメージどおりに、最初からギスギスした感じで話が進んでいきます。
聡にとって学生時代の元カレ樋口は世界一会いたくなかった人。

聡と再会した樋口は社内にも関わらず、聡を追い連絡先を聞こうとするが聡に冷たくあしらわれる。
一旦引くものの聡が退社するのを待ち構えて食事に誘うも、これも断られ。
聡に「いつから俺にそんな口が叩けるようになったんだ」と聡を部屋に連れ込み無理やり抱く。

終わった後、「また付き合うだろ。嫌いになってわかれたわけじゃないし」と飄々という樋口に、「大嫌いだ。今は他に相手くらいいる。もうかかわらないで」と言い出ていく聡。

ここまで書いていると樋口ってなんてやつだとしか思えない(ノ`Д´)ノ
でも、言いたいことを全部言ったのに「つらい」と思っている聡は、まだまだ秘めた思いがあるようなんですよね。

樋口は樋口で改めて何がいけなかったのかを聡に聞くが、
友達と会うのも禁じたり、聡はゲイということを隠していたのに周りに付き合っていると話したり、聡はそれを興味本位で聞かれて嫌だったとか、聡が樋口の友達に襲われかけた時に樋口は別の女とキスしてたとか・・・
樋口は自分で「ひどいクズっぷりだな」と言うけど、そうですねとしか言えません(´・ω・`)

でもその後の樋口の回想で、可愛くて好きになってもらいたくてそれだけだったのに自分が連れて歩いている聡に興味をもった女子に俺と付き合ってるからだめとか言っちゃうもんだから、周りに広まって聡を追いつめて行ってしまったんですねー

聡のセフレの湊人は、聡のことが好きで優しく包み込んでくれる。そこからどうしても踏み出せない聡も湊人の優しさに癒され、樋口にも見せたことがない明るい笑顔になれる。

聡と湊人が一緒にいるところを偶然見た樋口は「あんな笑顔俺には見せたことなかったな」とショックを受けるんですが、このあたりから樋口が穏やかに優しく聡に接するようになって、過去はやり直せないけどそれをきっちりと受け止め変わろうとしているのかなーと思えます。

昔の話になった時に、聡から何もなかったことにしようと言われ、樋口が「それはできない。俺がお前を好きだったことなかったことになんかできない」と言ったシーンは、樋口の聡への想いが感じられるセリフです。

樋口は好きという一言すら聡に言ってなくて、これがこじれた原因でもありそうだけど、聡は今の自分をどう思うかがもっと気になったようす。でも樋口は聡が湊人と付き合ってると思っているし、聡もそれを否定できなくてうやむや~

かと思いきや、再度湊人登場でクライマックスに向けて物語が進むのです。

湊人はいい子です。樋口に対して俺は許さないといいながら、聡に幸せにならなきゃと潔く身を引くなんて、なんていい子。
彼に関しては、カバー下のあとがきで救済?がしっかりありました。

さて、湊人の助け?があって、今も好きだということが伝えられた樋口。昔は一方的だったであろうHも、「好きだ、可愛い」の連発で聡も心底愛されていることを感じられたでしょう。

聡にとって樋口は、初めて自分を見つけ暗闇から連れ出してくれた人。
最初の世界一会いたくなった人は、世界で一番会いたかった人につながるのでした。

湊人がいなかったら、聡は樋口がいる出版社に好きな仕事のためとは言え応募しようと思えなかったかもしれないし、樋口は嫉妬してないで湊人にもっと感謝しなさいよとも思うのですが。

聡は何も言えなかった過去の自分と決別できて、会いたかった人にちゃんと会えて良かったね。

描き下ろしは、後日のH中の会話。
営業部のエースは聡にも仕事で頼られるようになるように頑張って、という話。

電子限定特典は、イラストが1Pと初めてHした後の会話の1Pまんが。

そしてカバー下のあとがきと、湊人の新たな出会い?が収録されています。






19 2月

「JOY」絵津鼓

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

絵津鼓先生の最新刊「JOY」です。



JOY (Honey Milk Comics)
絵津鼓
講談社
2018-01-15




シリアス度 ★☆☆
H度    ★☆☆

<あらすじ>
少女漫画家の岡崎豪は、女の子にキュンとしてもらえる漫画を目指して日々邁進中。
アシスタントでもあり漫画家の阿久根勇亮と切磋琢磨している。
ある日、阿久根がゲイだと知り驚く豪に、初BL作品のオファーが。
作品作りのため、「阿久根が好き」という設定で過ごす豪は、だんだん本当に阿久根が気になるようになり・・・・・・?

絵津鼓先生の既刊の中では、一番テンポが速くノリがいい作品になってます。
主人公や相手のちょっぴり寂しい過去話も出てきますし、静かに語り合うような場面もありますが、全体的に明るめのお話です。


<登場人物>
岡崎豪:天然で明るく繊細な心を持つ売れっ子少女漫画家

阿久根勇亮:見た目も性格も男らしいがかわいいものが好きな4コマ漫画家
ほかには、阿久根くんのセフレの響(男性)、豪くんの幼馴染の智文(女性)、豪くんの担当のるりちゃんが出てきます。

主役の二人はお互いを豪くん、阿久根くんと呼び合うのですが、豪くんは見た目がかわいいので阿久根くんを「くん」呼びするのに違和感がないのですが、阿久根くんは見た目が男らしいのに豪くんを「くん」呼びするところがかわいくてツボでした。

初っ端、豪くんが阿久根くんのアパートに突然飛び込んで、阿久根くんと響が一緒の布団に裸で就寝しているところを見てしまったところから、阿久根くんが実はゲイだったということを豪くんが知るところから始まります。

阿久根くんがゲイということを知った後に、担当のるりちゃんから「BLマンガ描きませんか?」と提案されるのですが、BLのストーリーをどう組み立てたらいいか迷っているところに「そうか。片思いのつもりになればいいんだ!」と阿久根くんへの疑似片思いを思いつきます。

そうなってからは阿久根くんの生着替えをじろじろ見たり、お泊りで同じ布団で寝たりと積極的に。
阿久根くんの方はまさか豪くんがそんなことを考えてるとは思わないので、すべてをクールにスルー。
そんなわちゃわちゃしたやり取りも楽しい二人です。

響が豪くんのことを牽制してきますが、阿久根くんが響と付き合っていると思い込んでいる豪くんは阿久根くんに「ふたりのことを邪魔しない」と響に伝えて、と言います。
さらに「僕は誰のことも好きになれないから安心して」とも。

それは誰にも好きになってもらえないの裏返しで、そんな自分の弱音を阿久根くんに聞いてもらったことで阿久根くんを意識し始めます。
阿久根くんに好きになってもらう人が羨ましいと思い始める豪くんは、阿久根くんに「僕も阿久根くんと響くんにみたいな関係になれないかな」と言うものの、「やめとけ、男だから」と言われ、響はよくても自分はだめなんだと思ってしまう。

さらに響に自分のこと仕事のことを非難されて、さらに傷ついて・・・

ここから一気にシリアス展開かと思いきや、豪くんを追って家まで行った阿久根くんがドアを開けると上半身裸でベッドにいる豪くんがいてふたりであわてるシーンとか、真面目な話で静かになった時に阿久根くんに「筋トレするか」と言われ、キラキラする豪くんとか。

ここだけじゃなく、とにかく全体に渡って豪くんの表情豊かなところがかわいい。
対して阿久根くんはわりと無表情っぽいのですが、阿久根くんはモノローグがない表情だけのシーンも多く、豪くんの言ったことや行動に何か考えているような表情がよく出てきます。
全部読み終わってからまた振り返ってそこを補完しながら読むと、クールな阿久根くんも豪くんに好意がありながら抑えてる部分もあったんだなーと気付きがあったりします。

響とも和解し、彼らしく応援してくれるのですが、実は響にも本命がいるとか。幼馴染でそろそろ彼女と別れそうとか。響のことも気になって、続きを書いてほしいと思っている人も多いのではないでしょうか。

巻末の番外編は、阿久根くんの草野球に連れてきてもらった話。

さらに、カバー下には新幹線でどこかに出掛けるふたりの様子。
こちらはさらに別で配信される番外編のプロローグになってます。

今回は、特典のリーフレット目当てでコミコミスタジオさんで予約購入しましたが、こちらは阿久根くんの弟の写真で盛り上がる話。

そして、応援書店ペーパーは、二人の攻め受けが逆転なんてあるの?的な。

盛りだくさんでとっても楽しめました。

すでに電子書籍でも配信されてます。




14 2月

発売日延期「テンカウント6巻」

宝井理人先生の「テンカウント6巻」が3月1日に発売予定ですーと、嬉々として発信してしまったのですが、発売が延期になったそうです。

延期になった発売予定日は、3月26日です。

テンカウントはいつも予約開始から発売日まで結構日にちがあるイメージだったので、今回は情報オープンから発売まで短いなーとは思ってました。

とは言っても発売まで一か月ちょっとなので、予約はさっさとしておいた方がよさそうです。






発売予定日の延期は数時間前に公式で発信されたばかりですので、各サイトで正しい日にちになるのは少し時間がかかると思われます。
14 2月

テンカウント6巻の予約が始まっています

ディアプラス本誌ではすでに最終話まで終わっている「テンカウント」ですが、最新刊の6巻がいよいよ3月1日に発売だそうです。(3/26発売に延期⇒現在発売中)





テンカウント6/定価712円(税込)/発売予定日2018年3月26日


各書店やサイトですでに予約が始まっていますね。
ツイッターでも特典情報が流れていました。





テンカウントの特典は、アニメイト・とらのあな・コミコミスタジオ・ホーリンラブブックス・文教堂が名をつらねていますが、それぞれに限定版のグッズとイラストカードが付きます。

協力書店共通の特典としては描き下ろしコミックペーパーです。

いつもどこで買おうか迷うところですが、私はグッズには一切手を出さないことにしているので今回の選択肢は、ネット予約ができて還元率がいいところになります。

Tポイントが溜まってる、使えるから便利という人には、5のつく日にヤフーショッピング内の書店で予約をするのもおすすめです。

5のつく日はポイントが5倍になるお得な日。





商品を保有しているポイントで買っても、購入ポイントはしっかりつきます。

また書店によってポイントがさらに多くつくところや、1冊から送料無料のところなどありますので気になるからはぜひ探してみてください。

ちなみにこの記事を書いているのは14日なので、明日が「5のつく日」です。

人気があるのは在庫なしにもなりやすいので、早めのタイミングがおすすめです。

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