花鳥風月第7巻は電子配信はまだですが、1巻から紙本で買っているので今回も紙本での購入です。




今までは山王町に住む住人がメインのお話でしたが、今巻からは山王町に住んでいる住人に関わりのある人の話へとスライドしていきました。

組長吉利谷と弁護士財前のお話です。

前組長の死の真相とそれに関わった人たちとの攻防も終わり、この事件が解決したところから今作は始まります。

すでに前作までに吉利谷が財前に添い寝をしてもらったり距離の近さが随所に表れていましたが、今回いきなり吉利谷が財前に結婚してくれとプロポーズしてましたね。

なぜいきなりプロポーズなのか、吉利谷と財前の関係、添い寝の理由など謎をいろいろ散りばめたまま、二人の過去編に突入です。

吉利谷と財前だけでなく一見も含めた三人が幼馴染なので、子供の頃の話には一見も出てきます。

私としては一見がどういう成長を遂げて今の姿になったのかとっても気になるところですが、今回は吉利谷と財前にフォーカスされた話なのでそこまでは描かれなかったですね。

一見はともかく、吉利谷と財前はそれぞれ重い枷を背負って少年時代を過ごしていて読んでいて辛かったです。

志水先生はほんとキャラたちに試練を与えますよね。

そこが志水先生の話の面白さや深さに繋がるんでしょうけど、ハッピーエンドを迎えるまでほんと辛いと言うか、やきもきします。

吉利谷と財前の話は始まったばかりなので、まだまだ試練が続くんでしょうが、この7巻は最後の描き下ろしが前作で思いを遂げることができた火弦と火弦の飼い主陽明のラブい話だったので、ちょっと明るい気分で読み終えることができたのは救いかもしれません。