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BLマンガ読書日記ときどき脱線

日々の癒しにたしなんでいるBLコミックの感想や紹介をしていきます。たまにハーレクインとか、脱線する時も。

10 5月

「まずは美味しいご飯を食べよう」うたみつほ

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

GW中もほぼ仕事でしたが、世間は遊びモードで電子書籍サイトもキャンペーンや割引クーポンなどいろいろ出てたので、ちょこちょこ買ってました。

いつもは基本ひとつのサイトに決めているのですが、他にも3つ登録しているサイトがあります。
こういう大型連休の時などはサイトごとにおすすめが違ったり、普段あまり使っていないサイトでめちゃくちゃいいクーポンが貰えたりするので、あっちこっちで購入して読み返したい時に探すはめになります。

今回もいくつか気になる作品や絶対買うと決めている作品をフォローしておいたものを、キャンペーンやクーポンに合わせてふたつのサイトで買いました。
買う時に決めているルールは、シリーズものは同じサイトで買うということ。
これを電子書籍ビギナーの時に別々のサイトでやってしまって、最初から読み返す時に続きどこだっけ?買ってたよね?と毎度探しているからです。

前置きが長くなりました。
今回は、こちら。


「まずは美味しいご飯を食べよう」著者:うたみつほ

これ、表紙に帯がついているんですよね。
電子書籍で帯ついていることがほぼない(自分が買った中では)ので、うれしい。
めくるとちゃんと帯なしの表紙も見れます。

帯がついていると表紙の人が箸でトンカツをつかんでる絵にしか見えませんが、帯なしで見ると左手を添えているのがわかるので、照れて目を反らしながら相手に食べさせようとしている絵に見えます。
帯楽しい。

自炊し真面目に生活しているサラリーマンの葉山。
ちゃんとしているようで、過去のトラウマから人に触れられるのが苦手で一人で生きていけるように家事を身に付けひっそりと生きてる。

あけっぴろげで遠慮がなく素直な学生の春。
でもゲイだから諦めた恋もあるし、バレないように誤魔化して笑いながらそんな自分が嫌で自分の気持ちをちゃんと伝えられるように変わりたいと思ってる。

そんなふたりが偶然知り合ったことから春にご飯を作ってあげるようになって、少しずつ少しずつ距離を縮めていくお話です。

ふたりの心の動きがしっかり読ませてくれます。
春が葉山を好きになる過程とゲイじゃない葉山が春を好きになっていく過程は全然別で、交差したり離れたりすんなりとはいかないけど、いつしかそれが一本の道に繋がっていく。

葉山はトラウマがある分だけ悩むし決断に時間がかかるけどそれだけ真剣だし、春も悩んだり怖くなったりそれでもそばにいたいと頑張る姿がかっこいいです。

あとタイトルに偽りなく、ご飯がとっても美味しそう。




2 5月

「Marble」川唯東子

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

長らく待っておりました、川唯東子先生の新刊です。


「Marble」著者:川唯東子

この作家さんは、前作の「雫 花びら 林檎の香り」でどはまりし、次作をずーっと待ち望んでいたので、やっと新作を読めて嬉しい

今作の「Marble」も「雫~」も社会人同士の話で仕事に取り組む姿勢や背景、ふたりだけで話が進んでいくのではなく周りの人たちの関わりから少しずつ変わっていく関係性などがしっかりと描かれているので読み応えがあります。



「雫 花びら 林檎の香り」著者:川唯東子

絵柄もきれいで好きなのですが、あとがきで実は長らく絵が描けなくなっていたということを言われています。
物理的なことではなく、心理的なことでしょうか。
自分の絵がわからなくなって苦しくて・・・と、そのころの心境を綴っていました。

自分の好きな作家さんがずっと作品を出し続けてくれるのは、ほんとに有難いことだと改めて思いました。

で、この「Marble」ですが、とあるビストロのソムリエとシェフのお話です。

新店のオープニングスタッフとして入った時からずっと一緒に働いているソムリエでホール担当の梶さんと腕はいいけど愛想のない近森シェフですが、最初さらーっと読んだ時はこれってBLに発展するの?と思うくらい二人の間に何もなく、後半で一気にBLになったぞという感じでした。

でも2回目に改めてじっくり読んでいくと、ちょっとしたしぐさや表情でちゃんと最初から意識していることがわかります。
(これは多分に自分が最初に斜め読みしすぎたせいでもあるけれど)
この作家さんはあまりモノローグやセリフで補充しすぎないところで、何度もじっくり読みたくさせてくれるのかな。

梶は近森に一番近いポジションにいていつもフォローしたり世話を焼きつつも、それは店のためと尊敬するシェフである近森が腕を存分に振るえるようにするため。

一方の近森は梶に甘やかされつつも一定の距離を置いてそれ以上踏み込まないようにしていたのに、ある時その距離が微妙にずれて今までのように振る舞えなくなってしまう。

でも、これを乗り越えた先にお互いの新しい関係性と店の新たな発展があるんですよね。
タイトルの「Marble」の意味は最後にちゃんと出てきます。

そして仏頂面の近森の後半のテンパリ具合やとろけそうな表情がカワイイ。
☆が飛んだりハートが飛んだり前半とのギャップがたまりません。
そのギャップに一喜一憂している梶さんも。

若い二人が切り盛りするビストロもこんなお店がほんとにあったらいいのにーと思いますが、
10年20年後の円熟した二人がおもてなししてくれるお店もぜひ行きたい。

厨房の様子とか食材の話題とかもとてもリアルなので、そこも細かく読んでると面白かった。

願わくば、この作家さんがまた次作に取り組んでくれると嬉しいな。




26 4月

「スウィート・ペイン」椿

つらつらと好きなBLコミックについて語るブログです。
内容によってはネタバレを含みますのでご注意ください。

仕事がめちゃくちゃ繁忙期のため、しばらく更新が滞っております。。。
でも割引クーポンやキャンペーンで、結構買ってはいます。
なかなかじっくり読めずにいたけど、少し落ち着いてきたのでぼちぼち更新していきます。


こちらは、私のベージュゴールドっぽい色が好きセンサーと花好きセンサーが反応したため、新刊一覧からなんとなく気になって購入したもの。

電子書籍は最初の十数ページを立ち読みできるので、雰囲気もつかんだ上で購入できるのは電子書籍のいいところですね。





「スウィート・ペイン【電子限定特典マンガ付き】」著者:椿


あらすじには貧乏大家族の次男が学校の先輩と・・・とあったけど、最初に出てきたのはエリートリーマンと同期のライバルの社会人同士の話。
あれ?と思ったら、エリートリーマンと次男が兄弟で、最初に長男の話「スウィート・リベンジ!」、次に長編で次男の話「スウィート・ペイン」が収録されています。

7人兄弟で父親は借金を残して逃げ母親は病気で死別という事情の中、ひとり社会人として家庭を支える長男の河野隆臣と、働いている兄を少しでも支えようと頑張る次男の和臣。

毎月成績トップのエリート営業マンの隆臣と、ゲイでほぼ最下位成績の同僚の楠原。
隆臣はイケメンで仕事もできてタワマンセレブ暮らしを夢見る女子社員のターゲットで、何かにつけて叶わないと思っている楠原は隆臣に対して卑屈な感情を抱いている。
でも実際は弟妹を育てるために一生懸命働いているだけで、家ではエプロンつけておさんどんしてる姿がギャップ萌え。
隆臣は隆臣で仕事は生活のためで楽しめていないと思っていて、楠原を羨ましいと思っている。
そんな二人がお互いの素を見せ合って心を開いていくお話です。

もう一方の次男和臣の方は、家計や家事を任されているので高校1年に進学したけど部活もせず、帰りはスーパーで買い物をして帰るような生活。
もっと兄や弟妹を支えられるようになりたいと思っている、健気でいい子。
心配かけちゃいけないとか、そんなことを考えすぎてあまり表情のない子になっちゃたのかな。
そんな和臣にも気に掛けてくれる先輩ができて、その先輩牧瀬と関わっていくうちに感情豊かになっていくんですよね。

隆臣にしても和臣にしても、責任感が強すぎてがちがちになっていたところを解きほぐしてくれる相手が現れて心が豊かになっていく成長?ストーリーでもありますね。

でも、全般を通して一番好きなのは河野家での家族全員でのわちゃわちゃです。
楠原や牧瀬を笑顔で受け入れて仲良しになる弟妹たちは、全員がしっかり個性がありイキイキと描かれているのが楽しい。
メインの話も大切ですが、横でわちゃわちゃしてる弟妹たちを見てるのが楽しかったりもして。

切ない痛みを感じつつ、楽しく生活している河野家に元気をもらうような話でした。

長男カップルと次男カップルの描き下ろしマンガも収録され、
電子限定特典は次男カップルの1Pマンガ。

さらに河野家の家族構成や、楠原や牧瀬も含め性格やエピソードなど。
それぞれが成長してどんな大人になっていくのか、その時に楠原や牧瀬とはどんな関係を築いていっているのか、またどこかでこの兄弟たちに会いたいなと思えた作品でした。









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