mio7k

BLマンガ読書日記ときどき脱線

日々の癒しにたしなんでいるBLコミックの感想や紹介をしていきます。たまにハーレクインとか、脱線する時も。

14 6月

「放課後のYくん」重い実


重い実さんは、もともとピクシブに投稿されているのを読んでハマって、
作家買いしている作家さんのひとりです。

今回は新刊の「放課後のYくん」です。



「放課後のYくん【特典ペーパー付】」著者:重い実

 
表紙やタイトルがちょっとアレっぽいですが、エッチなことしてるシーンも多いですが、それに反してなのか相まってなのか、相手のことを強く思う気持ちや真剣さがしっかり描かれているところに惹かれます。

表紙の子は横井くんで、相手が吉岡くん。ふたりともがYくんです。

理系男子校の同級生である二人は、しょっちゅう吉岡の家で放課後に勉強していて、ある日勉強のし過ぎから「唇の柔らかさは男女で変わらない」という理系的発想から、なぜかキスしてしまうんですよね。

そこからどんどんエスカレートしていくんだけど、吉岡は自分達も横井に教えてもらいたいと言う同級生を牽制したり、横井も吉岡の行動に意味を探したり、勉強のし過ぎなんだと言い訳しながらも深みにはまっていくのを留められない。でもお互いに気付いていないから、変に理由づけしたり、はぐらかしたり必死!

そこの感情表現の描き方がすごく好きです。

駆け引きとか、打算とか、考えたこともない、そんな余裕もない、真っ直ぐに想いを伝える若さ。

その若さで突き進みながら、いずれ大人になって自分しか知らない魅力を周りが気付いたら・・・と不安にもなる不安定な時期だからこその(こいつの魅力にずっと誰も気づかないでいろ!)と強く思ってしまう若さ。

そんな高校生の必死な恋愛が描かれた作品です。

おまけページは、吉岡について的な1Pまんがでした。必死すぎる吉岡!理解ある同級生たち?でよかったね。






12 6月

「こんな悲しい恋をするはずじゃなかった」雪居ゆき

6月の楽しみにしていた新刊のひとつです。

ほかの記事でも書いていますが、「俺の人魚姫」で攻めの悠馬の友人であり、受けの道雄を気に入りアプローチするものの振られてしまった柏原が主役のお話です。

と思っていたら、冒頭で「柏田さん」と呼ばれていたので、ずっと柏原が主役だと思っていたのに違った???と一瞬焦りましたが、「別れさせ屋」をやる時の偽名が「柏田」でした。

サラリーマンの傍ら裏稼業として別れさせ屋をしている柏原に簡単に稼げる仕事の依頼があり、そのターゲットとして出会った朽葉(くちば)との恋の物語です。




「俺の人魚姫」が童話の人魚姫のような想いを抱くものの、ストーリーは現代の、実際にあってもおかしくない現実的な話でした。

本作も脇役が主役になり、同じ世界での話なので、現実的な話だと思っていたら、ファンタジー要素が入っていて驚きました。

人魚姫は悲しい思いをするけど、道雄はとりあえず幸せになれました。

では、柏原と朽葉はどうなのでしょう。

タイトルの「こんな悲しい恋をするはずじゃなかった」とは、柏原の気持ちです。朽葉も悲しい思いをたくさんしています。

それは朽葉が何者なのか、ということに起因します。
そして、柏原がそれを受け止めることができるのかにかかってきます。

バッドエンドではありません。

でも、単純に全部解決してハッピーエンド!でもないです。

悲しい思いもするから強くもなれるし、恋をすることを素晴らしく感じるし、相手を深く愛することができる。

軽薄で遊び人を気取っていた柏原が見つけた本気の恋、本当の愛のかたちがどんな道をたどるのか、が読みどころではないでしょうか。

7 6月

「及ばぬ恋は馬鹿がする」鮎川ハル

今日ご紹介するのは、地味メンとイケメンの同級生再会ものです。




「及ばぬ恋は馬鹿がする」著者:鮎川ハル



ちょっと切なく、はらはらしつつ、最後にくすっと笑えるようなお話です。

高校時代に地味グループだった潤と、リア充グループだった洋平の共通点は、趣味の音楽鑑賞。
それがきっかけで仲良くなりお互いの家で遊ぶようになるが、それがエスカレートして洋平の提案で秘密の遊び「触り合い」を始めてしまうんですね。

その後疎遠になり社会人になり、潤が洋平の部屋の隣に偶然引っ越して再会。

潤にとっては秘密の遊びはきっかけに過ぎず、洋平は初恋の人。
洋平に彼女がいると知り、秘密の遊びは黒歴史だったのかなと思いつつ、また好きになるのをとめられない。

洋平にとって潤は目を背けたい過去。

潤が自分はゲイで洋平のことが好きだと告白し振られて、落ち込むところは切なかったりするけど、ふたりの会話やモノローグのテンポが良くて、切なく成り過ぎないところが良さかな。

友達として交流するなかで、気持ちの揺らぎがあったり。

それでも考えて、感じて、答えを出してくふたり。

お互い好きだとわかったからって、今まで自分の気持ちを認められなかった洋平がすんなり受け入れられるわけもなく、もうひと壁あるのですが、ほんとの気持ちはゆっくり考えて出るものではなく、切羽詰まった時にあふれ出るものなんだね。

ストーリーも楽しかったですが、潤のネコみたいなくりっとした目がかわいくて好きでした。

あと、ちょいちょい潤がストレートに言い過ぎてるときの二人の会話のやりとりが面白い。

潤のノリに真面目な洋平は救われるのでしょうね。




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